加島祥造氏ご逝去
2016年1月6日新年明けましておめでとうございます。
早くも中国株の暴落や、サウジとイランの国交断絶、北朝鮮の核実験報道などがあり、今年も大変な年になりそうです。
年明け早々、「詩人の加島祥造さん死去」というニュースがありました。昨年、クリスマスの日に亡くなられたとのことです。
「詩人」として紹介されていますが、本来は英米文学者です。
氏の「英語の辞書の話」(講談社)は素晴らしい本です。これを読むと、一流の学者がどれほど深い知識と見識、そして文献を渉猟する意欲と力を備えなければならないかが分かり、目眩がします。
私は一応「英語」を商売の種にしています。しかし学問的に究めた訳ではなく、仕事をしていても英語で「おろおろ」することはしょっちゅうです。
そんなとき、この本を読むとホッとします。知的刺激を受けながらくつろげる、私にとって貴重な本です。
ご冥福をお祈りいたします。