I saw five cranes flying in the sky.
2014年3月25日前回、翻訳ツールを使わないという話をしました。
ところで機械翻訳というものがあります。私は見たこともなかったのですが、翻訳ツールのブログ記事を書いていたときに思い立って、有名なエキサイトの機械翻訳を試してみました。
こちらです:http://www.excite.co.jp/world/
“There were five students in the room.” と入力しました。
多分「部屋の中には5学生があった」と訳すのだろうと思っていたら、出てきた答えは「部屋には5人の学生がいました。」でした。
これには少しびっくりしました。
二つポイントがあります。
まず、 “five students” を「5学生」と機械的に文字を置き換えるのではなく、対象が「人間」であることを認識して、ちゃんと「5人の学生」という正しい助数詞をあてた言い回しに変換していることです。
もう一つは、これも対象が人間であることを認識して「あった」ではなく「いました」としていることです。
生物の場合は「いる」、無生物の場合は「ある」とするのは日本語の大きな特徴で、英語を始め他の欧米言語ではそのような区別はされません。この機械翻訳はちゃんとそれも認識して正しく適用しているようです。
試しに “There were five desks in the room.” を入れてみます。結果は「部屋には5台の机がありました。」です。
正しい!見事なものです。
となると次から次に興味が沸くのが当然で、いろいろと生物や無生物を入れて試してみました。なかなか調子がいいです。
最後にちょっとしたイメージがわいたので、次の文章を入れました。
“I saw five cranes flying in the sky.”
結果は「私は、5台のクレーンが空の中で飛ぶのを見ました。」でした。
やはり、まだまだですね。